生活実感
バイトが忙しいうえお金もないから飲みに行けてない。
少しフラストレーションが溜まっている。
ああ、人と話すの結構好きだったんだな、と気がつく。
他人と接する緊張感と、自分に向き合う時間のバランスは、人によって違うのだろうけれど、自分の場合は半々くらいのときが一番落ち着く気がする。
人と話さなさすぎると余計なことを考えるし、考える時間を失くすと自分を失いそうな気がして怖くなる。
本ばかり読んでいられるほど内面的な人間じゃなかったんだな、と今さら思う。
大丈夫かな、ちゃんと編集者になれるのか笑
自分の場合、耳学問のほうが結構頭に残ったりもする。
頭のいい人とおっかなびっくり話したことのほうが、後々よく思い出せる。心にも残る。
たぶん話す人の思いとか熱量が、きちんと言葉にのっかっているほうが、大事なこととして覚えていられるからだろう。
厳密さとは折り合いがよくない態度だと思う。
院進学とかしなくてよかった、ほんとに。
「明日死ぬとしたら何をする?」
そういう問題に、真面目に答えようと考えこむ人の顔が好きだ。
言葉を慎重にえらんで、つっかえながらもその人なりの答えを語ってくれたときの、その言葉の熱さも好きだ。
そういう生きた思いとか言葉にふれると、やっぱり緊張する。
その緊張感を自分の中に響かせて、それをスタート地点にして、はじめて自分は物を考えられる。
お酒を飲みに行くお金がないと、なかなかその作業がはかどらなくしんどいのです。