ただの日記

ただの日記。

 

 

深夜に文章を書きすすめるスタイルが確立してしまった年末年始。どうせ実家から出ればまた戻るとは思うけれども。

誰もいない静かな環境はやっぱり大事だ。文章を書くというのは、結構恥ずかしい作業なのだ。ふだん人と話しているとき、結構いろんなことをごまかしてしまう。でも文章を書くときは、そうはいかない。自分をクリアにするし、丁寧に言葉を選ぶ。誰かが近くにいると、どうも捗らない作業だ。

 

ひとつ収穫だったことがある。実家で昼夜逆転生活に陥った結果、書くことが自分に何をもたらしているかを、少しだけ理解できたことだ。

人といるのも楽しいが、やっぱり多少疲れが溜まる。言いたいことは言いきれないし、やりたくないこともやらなきゃいけない。それが全てではないにせよ、そういう面があるのも確かだ。

ところが、一人になって書いていると、言いたいことが全部言える。言葉をじっくり選べる。真剣にやっていると、いつのまにか、心が少しだけ軽くなるのだ。

 

もちろん、これには一つ、以前にははたらいていなかった要因が関係している。それは書きたいことは誰に気兼ねするでもなくちゃんと書こうと、心を開けたことだ。きっかけは、去年の暮れにそうしようと決めたことだろうか。決めた通りに事が運ぶなんて、いかにも怪しい話だけれど。

 

ここ二カ月ずっと一人だったから、書くことの効用を見失っていた。

自分の言葉で書くことは、確かに心を軽くする。

それが分かったのは収穫だったかもしれない。

 

あるいは、一人に戻ったら、また違う気持ちになるだろうか。

 

 

ここのところ意識していることが二つある。

極力主語を省くことと、文から入れ子構造を減らすことだ。

 

少し前までは、全力疾走するかのように、ひたすらキーボードを叩きまくっていた。何も考えず、とにかく思いついたことを順に書いた。

それをやめて、少しゆっくり書くようにしている。持久走に近い感覚だ。息切れを起こさないように、着実に一歩一歩を置いていく感じ。

そう、前のやり方だと、しょっちゅう息切れを起こしていた。

 

少しスタンスを変えただけで、書き進み具合もだいぶ変わった。気がするだけかもしれないが。

 

それがどういうことを意味するか。後々じっくり考えてみたい。