刹那い

惰性で書いたって仕方ないんじゃないの。

意味ないんじゃないの。
眠いし。何にも考えらんないわ。
生きてる意味また考えちゃった。
考えちゃったっていうか「ないなやっぱ」ってことばっかりにこうね。
切り詰められて切り詰められて、どんどん袋小路に追い込まれてくってこの感覚?
やだね、人間関係もさ、頑張ったってどうしたって、得られるものよりも徒労感のほうが強いよ。
やだよ、友達とかなんとか言ってさ。
ケンカとかぶつかり合いとか、それで深まる絆とか。
よしてくれって感じだよね。何? 絆? 知らないよ、もう俺疲れちゃった。
君のためにしてあげられることのなさ、君が僕にしてくれることの刹那さ。
昨日あんなに感謝してたとか、昨日あんなに楽しかったとかさ。
今日にはあんまり役に立たないんだ。
今日は今日だ。
昨日までの続きで生きてるけど、昨日の輝ききらめきはもうすっかり今日になったら忘れてるや。

100%とは言いがたい程度に笑って、楽しかった……かもしれない、って思って、それで寝てみて、起きて、切なさばっかり残って、昨日はあんなに楽しかった気がするのにな、と思い、それでも今日、あなたに会うのも億劫で、あなたとまたうまく笑える自信がなくて、もううんざりしてきて、でも一人でいるとそれだったら生きてる意味なんかない気がしてきて。

一生こうやって続いていくのか。

一生が今と同じだったら、そんなに意味ないな。

死んだように生きているな。

生きることそのものをさ、取り戻したいよ。

明日が来てもいいよって思える気持ち。
今日はまあ今日として過ぎていくけど、明日になったらそれはそれでいいな、って思える気持ちで。
生きていたいのにな。

いつから落っことしたかな。
明日なんて、と思ったことはなかったはずだ。
今日にうんざりしたからって、もう物事は何も良くならないなんて思うことはなかったような気がする。
いつからだ?

惰性で書いてるよ。
知力も使ってなきゃ必死で伝えようとしていることもないよ。
ただ白い壁があって、それを埋めているような感じ。
そうやってここ数日は過ぎているよ。
ひどく眠いや。
眠いな。

どうして書くのが大事なんだ?
どうして書きたいんだ?
書かずにいられないなら書くのか?
それは本当に書かなくちゃいけないことか?
だらだらと引き伸ばして、考えることをごまかして、いるだけなんじゃないのか?

ひどい眠さだ。

人に説教でもしたいのか?
かっこいいキレのある理屈で世の中を痺れさせたいのか?
あいつはすごいアタマの持ち主だって言われたいのか?
ああ、そうだろうな。
発想が一味ちがうや、さすがだね、って。
言われてみたいんだろうな。

俺にはとってもできない、私にはおよびもつかない世界だわ、って。
言われてみてえなあ。
そうだよ。
ねえ世界、ひれ伏して。
やまぐちくんのまえに世界よひれ伏して。
あなたさまほどの人間はおりませんって言って。
それで持ち上げて。
あがめて。
好きなんて言わなくていいから。
あなたがいなきゃ生きていけないとか。
そういうのもいいから。
下から見上げてて。
涙流してトロンとした目でこっち見てて。
唾かけてあげるよ。
ウケ
るね。

ぼくほんとはなにがほしいの?

眠いね。寝たいね。寝て今日が終わるのが怖いんだ。
何もなかった、何も進まなかったまま今日が終わっていくのが怖くて仕方ないんだ。
昨日よりもいい今日だったって言えないのがつらいんだ。
ねえ、やっぱり勘違いしがちだよね。
今日っていうのは相対評価ができないんだ。いつも絶対評価なんだ。
そうたいひょうか?なにが?ぜったいひょうか?なにいってん?

なにいってんだ?