死にたい、って言ってる人にかけてやれる言葉のバリエーションが、自分の中にあまりに乏しいことに気がつく。

自分を表現できる場所を見つければ、とか。
ひとまず嫌なことやめてみたらどうか、とか。
とりあえず飲みでも行こうぜ、とか。
海外旅行でもゆっくり行ってきなよ、とか。

ひどいもんだ。
世界はもっといろんな色に満ちているはずなのに。

自分の傷は自分だけのもので、自分の欲望は自分だけが知っていて。
それを形にして見せてやれるのも、それを背負いながらでもちゃあんと生きるよ、と笑えるのも自分だけで。
だから、自分のために頑張れよ、そうやってできたものが美しいかどうか見せてくれ。
俺が美しいと思わなくても、同じような誰かが美しいっていうかもしれないから。

俺は、頑張れ、お前の作ったものが俺は好きだよ、って言われたら嬉しいかもしれない。