僕が嫌いな僕の剥き出しの欲望の話

別に聞きたかないでしょう?

いつも夢みたいなことばっかり書いてるのはどうしてか。
聖なるもの、永遠なるもの、を求めてやまない気持ちを書いては、そこに辿り着けない自分に落ち込み、自分を嘲るような文章ばかり書いているのはどうしてか。

率直な欲望を表に出せないからですよ。

剥き出しの欲望は不快でしょう。
嫌う人も多いことでしょう。
できることなら僕はあまり人に嫌われたくなかった。
ましてや僕自身が好きになれないもの、つまらない欲望なんかのせいで。
でも蓋をしたって匂いがして、それを敏感に感じ取った人はすでに、僕から離れたりあるいは僕に近づいたりしているんでしょう。
「人見知りの言う、嫌われたくない、なんて傲慢なんです。すでに嫌われているのにそれに気づけない傲慢さを抱え込んでいるんです。」
たしかアンタッチャブルザキヤマさんの言葉だったかな。

好きな人に嫌われたくもないから、わざわざ中途半端に自分の欲望の話なんか、できません。