書いてるものがぶれぶれで気がついたら第三稿まできてる。
ブラッシュアップされた結果としてここまできているんだといいけれど漫然とここまできてしまったのだとしたら怖いな。
何度も繰り返し言ってるかもしれないけど最近自信を持って「書き上げる」ということをできてないので、果たして「書き上げたぞ!」と胸を張って言える状態へと近づいてる過程に自分が身を置けているのかときどき迷う。というか散々迷う。

書きたい情景、美しいシーンが自分の中に確かにあって、それを具現化したものがこの世に産めたら幸せだろうな、というそれだけの感覚を頼りに書いている。最近はずっとそんな感じ。
文学的な新規性とかそういうことはまったく意識できてない。
言ってみればスタート地点に早く立ちたくて、まずは自分の見たいものを書きたい、それをちゃんとやりたい、というところでもがいている。

書いて、だめだってなって、何が邪魔になったんだろうかと頭を抱えて考えて、うんざりして、もう書きたくないなって思って、でも書かなかったらもうおしまいかもしれないって思って、しばらくしたら仕切り直して。
ブラッシュアップできてるんだろうか。
前よりも自分の見たいものに近づけているんだろうか。

原稿用紙30枚のものを書くために300枚の原稿用紙を無駄にしたりすることは無駄じゃないんだって信じたいわけですね。
というより300枚を無駄にすれば30枚できるって、300枚ゴミにしたのに何も出てこないなんてことはないって、そこだけ信じたい。
不安で不安でぷるぷるしている。
頑張りたい。