なにも不幸ぶって小説なんて書かなくていいじゃん

うるせえなあ。笑

不幸なつもりはないけど、満足していないのは確かだ。
しかし人間、自分が読める以上のものは書けないんじゃないか?
というか、作品として成立させることはできないんじゃないか。
すさまじく雑な言い方をしているのは確かだろうけど、そんな風に思う。
作りたい音楽があるのに、それを実現する楽器の腕や知識がない、という状態に近いかもしれない。
いや、今したい話は少し違うのか……。

書くという行為そのものは、言葉を出す、という段階と、それを批判的に読む、という段階に分けられると思う。
最近の僕には、自分の書いたものを批判的に読む体力がない。
それはもう、文字通り体の疲れという意味での体力のなさでもあるし、それとも関係してか本を読むことが本当にできなくなった、そういう「テクストを読む体力」がなくなったということでもある。
 
自分のポテンシャルがどの程度のものかはわからない。つまり、十全な条件が整っている状況で、自分がどこまでのものを作り上げられるかはわからない。
しかし、とにかく言えるのは、そのポテンシャルを発揮するには自分は疲れすぎているということだ。
仕事で活字を見過ぎているせいかもしれない。
思った以上にストレスを感じているのかもしれない。
原因はわからないが、読めないし書けないのが今の現状だ。

書くのをやめたら負けだ、とよく言われる。
よく言われることだから、書けないことを認めるのはかなり辛い。
もう一生書かなくなるかもしれないとか、結局才能がなかったとか、投げ出さず踏ん張ればよかったとか、いろんなことを考えるだろう。

少なくとも今の状況で長編なんて絶対書けやしない。無理だ。

今の自分には、せいぜい短編が読めればいいほうで、長編なんてここ最近全然読めていない。
書くのも、自分が読める程度の長さの短編にとどめるべきというか、それ以上は見込めないだろう。

思いつきを吐き出すみたいな文章になってしまった。もうこのこと自体が、現状をよく教えている気もする。