仕事のこと
半年経った。
できることが増えた実感があまりないのに、できなきゃいけないことばかりが増えていく。
もちろんできるようになったことも多少ある。
でも「まだこれしかできない」という気持ちのほうが強くて気が休まらない。
編集はマニュアル化できない仕事かもしれないけれど、自分の中である程度型を決めることはできそうだという実感がある。
漢字とひらがなの表記統一はいつも同じようなことで迷っている。
逆に言えば迷うポイントをパターン化してしまえば迷う時間は減らせるはずだ。
ほかにも、本当の例外以外の部分に関しては「大体こうする」と決められるし、どの段階(原稿・初校・再校・三校)でどれくらいの作業を終えていたいかを事前に考えておければ効率化は図れる。
本当の例外とテンプレの範囲内の境界が一つ一つの本で違うので、そういう意味ではマニュアル化できないというのは正しいかもしれないけれど、まったく標準を自分の中に持てないと言ったら絶対言い過ぎだ。
同じような、だけど微妙に違うことを、一つ一つの本について繰り返しやっていくなかで、ルールを自分の中に作っていく。
今のところそれを意識するのが大事なんだろうと思う。
今は従うべきものが多くて迷いがちだ。
先例に従ったり、先輩に納得されるものを狙ったり。
本当に理にかなったものをきちんと一発で作れれば、「従う」なんてことを考える必要もないんだとは思うのだが、そこまで自分の中にルールを確立できているわけでもない。
原稿の状態からどのようにして本ができるのか、大まかな流れがなんとなくわかるところまでは来たので、もう少し能動的に仕事をできる下地を作りたい。
多分減らせるはずの残業とか、ルール化できていない簡単な仕事とか、その辺が多くて疲れているのが現状だと思う。
季節と気候も相まってニキビも増えてきたので、早めにストレスの芽を潰したいところだ。